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*Croquis de Paris No.775 ~ ロマン主義者が集った邸宅へ 出会いに感謝 ~ *

例えば今の自分が誰かとお友達になれるとしたら、
ゆっくりお茶でもしたいのは誰だろう。。。
そんなことをふと思った時、
 

娘の学校の会合の席で向こう側に座っていた

いつかお話ししてみたいなぁと思っていた、穏やかなあの人の顔が浮かんだ。
 
 ☆ ムーランルージュがある交差点から南に歩いていたら可愛いお花屋さん発見 ☆
 
そんな事を思った時は、なぜかタイミング良く対面で話せる用が出来るもので・・・
(しかも話していると、なんだか共通点が多そう♪)
 
実はゆっくりお茶でもしたいと思ってたんです!
 
と、そのまま伝えてみた^^
 
 ☆ なんだか雰囲気のある素敵な地域です ☆
 
そんな彼女と待ち合わせは、
モンマルトルの丘の麓、ムーランルージュから
少し南に下りてきたところにあるロマン主義美術館のお庭のローズカフェ。
 
 ☆ ヌーヴェル アテーヌと呼ばれる地区なのだそうです。
 ギュスターヴモローが住んでいた邸宅も美術館になっているので今度是非行ってみたい。☆
 
少し早くに着いたので周りを散策していると
メトロ・ブランシュ駅界隈の妖艶なイメージとはまた違って、
なんだか街も人も、パリらしさのあるおしゃれな雰囲気で。
 
美術館の隣にある学校にはちょうど、家でのお昼ご飯の後、
お父さんお母さんが子供たちを連れて来ていて。
その、飾らないこなれたファッションを眺めているだけでも飽きなかった。
 
 ☆ 少し時間があったので引きの写真を。ロマン主義美術館は建物と建物の間を抜けて向こうにあります。
 
調べてみるとここは、19世紀初めに造られた新興住宅地域で、
古代ギリシャ風の豪華な邸宅が並ぶ事からヌーヴェル・アテーヌ
(新しいアテネ)と名付けられた、
オスマン時代の建物も残る、当時の作家や音楽家、画家や俳優たちが集った場所らしい。
 
ふふふ、素敵。
 
 ☆ 美術館へと続く入り口から伸びるこの木の残し加減もいい雰囲気
 
ロマン主義美術館も、
作家のジョルジュ・サンドと音楽家のショパン、画家のドラクロワらが集っていた、
元は画家のアリ・シェフェールの邸宅なのだそう。
 
 ☆ お昼も兼ねて中庭にあるローズベーカリーのカフェへ ☆
 
Mさんお久しぶりです*^^*
お忙しいのにありがとうございます♪
 
お会いするついでに、
どこか行きたいと思っていたところはないですか?と聞いたら、
この場所に行ってみたかったの、とこの場所を教えてくれたMさんと、
細い小道を抜けて美術館のある敷地へ。
 
か、可愛い場所
 
 ☆ ローズベーカリーは他所で何度か利用したことはあったのですが、この日は初めて
 キッシュとサラダのセットを食べてみました。やはりケーキと同じく味わい深く美味しいです。☆
 
邸宅にある温室と中庭を利用して、
ローズベーカリーさんのカフェがありました。
 
それほど寒い日ではないものの、
我らはヒーターのある温室内でぬくぬくカフェをすることに*^^*
 
 ☆ この邸宅の持ち主だったアリ・シェフェールの作品 ☆
 
ほぼ初めましてな二人。
なのに体調の事を話せば、あれ?もしかして歳が近い?となって
一つ違いであることを知って。
 
この前に話していた時には、
実は日本でアクセサリーを作るお仕事をされていた事も発覚、笑
 
 ☆ 小さな瓶に入った顔料の並んだ絵の具入れ。素敵です。☆
 
さらに、フランスに来られてからは芸術について学びながら、
銅版画で作品を創られていることを知る。
 
そういう私も、その昔銅版画に憧れて、
なぜか先に小さなプレス機を購入してそのままになっている。。。
(ほんとどうして↑ここからなのか笑。実家で眠っているであろうプレス機さん元気かな)
 
 ☆ 美しい絵画 ☆
 
そして、今日目の前に座るMさんの姿は、
黒いワンピース?に短い緑と茶色のベストを重ねてて。
ガラスと緑の縁で出来た温室にピッタリな雰囲気。
 
聞くと、余った毛糸を気分で手に取って1年越しで編んで仕上げられたそうで。
一つの色が無くなったら別の色をと、見頃と首腕周り、前と後ろ、
後ろは上と下で色が違っているのがまたすごく可愛いかった。
 
 ☆ 型取られたジョルジュサンドの手と愛用品 ☆
 
パリでおすすめの毛糸屋さんも教えてもらって♪
(これで娘も一安心)
 
二人の会話は止まらず^^
やばいっ話が尽きないっ、と二人で笑いながらカフェを後にした。
 
 ☆ ジョルジュ・サンドのジュエリーと小物たち。可愛い ☆
 
二人美術館を歩く。
 
美術館は無料で入館出来るようパリ市で運営されているのも、
全ての人に芸術と文化を、というこの街の素敵なところで。
 
 
 ☆ サンドやショパンなど、ロマン主義者たちの集いを思わせる調度品 ☆
 
アリ・シェフェールの顔料をしまっている絵の具入れや、
ジョルジュ・サンドの愛用品、
ここに集った人たちの肖像画を眺めながら、
 
ひとつひとつ丁寧に。
あれ?これってどうやって描いてるんだろう、
この道具が素敵♪ この楽器は、壁紙は・・・
 
 ☆ 春にはバラの花が咲く素敵なお庭になるのでしょうね。☆
 
いつもにこやかに物事に対応されている姿には
こういう細やかな日常が滲み出てたんだなぁと。
一緒に回りながら温かい気持ちになりました。
 
 
見つめる目を持っている、心を持っている。
 
大事なことだなぁ
 
 
 
出会いに感謝。
また遊ぼう
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆