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*Croquis de Paris No.768 ~ I LOVE JOUY トワル・ド・ジュイ美術館 ~ *

ある晴れた日に娘にメッセージ。

 
「ねぇねぇ、トワル・ド・ジュイ美術館に行きたいと思ってるんだけど、
もし一緒に行きたいならまた別の日にするし、どうする?」
 
「パパとママとで行ってきてー。聞いてくれてありがとー。」
 
 ☆ 良いお天気 ☆
 
と言うわけで^^秋晴れの中、
旦那さん運転のもと(ありがとう旦那さん)
トワル・ド・ジュイ美術館に車を走らせました。
 
 ☆ ジュイ・アン・ジョサスにある、トワル・ド・ジュイ美術館に到着〜 ☆
 
トワル・ド・ジュイ美術館は、パリの南西、ベルサイユ宮殿のほど近くにあります。
パリから車で1時間弱。
 
 ☆ 春は花壇が美しいでしょうね ☆
 
おそらくは日本にいる時から。
名前も知らないままトワル・ド・ジュイが好きだったのに
美術館があるのを知ってからも足を運んだことがありませんでした。
 
 ☆ か、可愛いし ☆
 
『 Toile de Jouy トワル・ド・ジュイ』
ジュイの生地、と
土地の名前で呼ばれるフランスらしい特徴的な柄の入った生地のことなのですが
 
元々ウィリアム・モリスが好きで、
リバティやアントワネットポワソンも好きで、
シンプルなものに憧れながらも、
壁紙や布の柄やパターンの連続性に目が離せなくなります^^
 
 ☆ 工場が立ち並ぶ、ジュイ・アン・ジョサスの様子 ☆
 
17世紀、インドとの交流が盛んになった時代、
木版を使ったインドの更紗に影響を受けて、ヨーロッパ各地で模倣されるようになる中、
フランスは伝統的な織物産業を守るため、国内でのインド更紗の輸入と製造が禁止されました。
 
 ☆ 元々はインドの更紗に影響を受けているのですね ☆
 
ようやく禁止令が解かれた翌年の1760年、
ドイツ出身の技術者オベルカンフが、パリからもベルサイユからも近く、
川の水質が良いと言う理由で、ジュイ・アン・ジョサスに工場を作ったのが
トワル・ド・ジュイの始まりなのだそうです。
 
 ☆ 木版から、銅板、そしてロール版が可能になり、大量生産できるようになったのですね。☆
 
その後、1805年の時点で、ヨーロッパ最大規模の工場に成長し、
ルイ16世より王立マニュファクチュアの称号を、
革命後にはナポレオン1世から、レジオン・ドヌールの勲章を授与されるなど、
とても高い評価を得ていました。。。
 
 ☆ 王宮にも愛されたトワル・ド・ジュイ ☆
 
ただ残念ながら、工場はオベルカンフの死後に衰退し、
1843年その歴史に幕を閉じ、当時の建物のほとんどが
取り壊されて残っていないらしいのですが、
 
1977年、ジュイ・アン・ジョサスにあるモンテベロ城に、
その後今の美術館であるレグランティヌ城にコレクションを移し
1991年、トワル・ド・ジュイ美術館(博物館)として開館したのだそうです。
 
 ☆ 花柄も可愛い ☆
 
ポンポンと判で押されたような柄の入り方や、品のある花柄、
優雅な暮らしや、農業をする人々が美しく描かれた様子など、
インドの更紗とべルサイユでの宮殿の中で好まれたモチーフが
うまく混ざり合って表現されていく過程が、その展示から見えてきます。
 
 ☆ 柄の色が一色になりました。ここら辺がいかにもトワル・ド・ジュイらしい絵柄ですね ☆
 
ベルサイユ宮殿にある大トリアノンや小トリアノン。
敷地に農地を作らせたように、絵柄の中に独特の世界観がありますね。
 
布の柄というより、版画や絵画を纏う印象*^^*
著名な画家、ジャン=バティスト・ユエの作品が一世を風靡したようです。
 
 ☆ 赤と青のクラシックでゴージャスなトワル・ドジュイの生地。有名なブランドのものも ☆
 
定番の単色使いのトワル・ド・ジュイのデザイン。
時代を経た今も素敵です☆
 
 ☆ ヨダレもののコーナー ☆
 
1階のショップにはヨダレものの(笑) 生地の測り売りコーナーも♪
バゲットを入れるためのバッグも可愛い^^
 
 ☆ トートバッグも斜め掛けするタイプで、I LOVE JOUYのポップな黄色のロゴ入り ☆
 
色々迷って、トートバッグと老眼鏡を入れるためにペンケースを購入しました☆
 
 
ハァ〜満足〜
 
200年以上も愛されるデザインって素敵ですね。
 
旦那さんもありがとう〜
 
 
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆