*Croquis de Paris No.640 ~ サマリテーヌ ~ *
2021年6月25日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
向こう〜の方に見えるはルーブル美術館。
☆ ルーブル美術館から歩いて来れなくはない距離に ☆
その北側のリヴォリ通りを東に向かったところに新名所、
☆ ここだけ別世界^^ ☆
サマリテーヌがオープンしました☆
家族で最初はルーブルかどこか、美術館でも行こうって言いながら、
ふと思いついて、出来たばかりのデパート、
サマリテーヌに行ってみない?という事に。
降りたのはメトロ、ルーブル=リヴォリ駅
そこからてくてく歩いてくると。
まるでTOKYO銀座から持ってきたような建物が出現していたので、
すごく日本を意識した建物だよね!銀座にいるみたいって話していたら、
こちら、日本にある妹島和世さんと西沢立衛さんの事務所、
SANAAが手がけた建物でした♪
☆ 反対側に来ました ☆
妹島和世さんといえば、
金沢21世紀美術館、ルーブル美術館のランス別館、
姪っ子も通う、大阪芸術大学にある新校舎、等々・・・
素敵すぎる。。。
景観に厳しいパリではとても珍しい建物かもですね。
ルーブルのピラミッドとか、そんな感じで馴染んでいきそうです。
☆ そうそう、アールデコ調のこっちがサマリテーヌのイメージ ☆
昔のサマリテーヌを知る私と主人としては
昔懐かしいポンヌフ側に回ってみようかと。
こっちも変わらずすんごい行列だけど、
二人で、これこれ!^^
昔ここの屋上でみんなでご飯食べたよね〜。って
懐かしい思い出が蘇ってきました。
☆ 雲行きが怪しいと思っていたら ☆
そう、サマリテーヌって、昔私がパリに来た頃にあったんですよ。
ただデパートといえばラファイエットだったりボンマルシェだったり
そっちに行ってたかな。屋上のオープンレストランが有名で
みんなで食べに来たことを覚えてて。
正面はあのポンヌフの恋人で有名な橋、ポンヌフ。
そう、LAPAGEのエンゲージの名前にもしているポンヌフ*^^*
そうこうしているうちに
どんどん雲行きは怪しくなって・・・
☆ 写真ではあまり雨の感じが伝わらないかな ☆
とんでもない大雨に。
みんなで辛うじてひさしの下に入って順番を待つものの、進まない;;
傘を差していてもどんどんビショ濡れに。
やーっと入れたのは少し雨が止み始めた頃でした。
傘を持たない人が多いパリ。
そう、中の人も雨が止むのを待っていたので全く進まなかったんですね^^;
☆ やっと晴れてきた ☆
ようやく入った入り口地上階のお店、ブティック・ルルが可愛いものだらけで
「ここでそんな動けないでいたら、一日あっても終わらないよー」
と二人に突っ込まれながら。。。
よくよく見たら、気に入って見入るデザインって
日仏の方がデザインされたものばかりで
やっぱりこう、日本人にハマるツボってあるのかも^^
でもほんと、ここ素敵です。
☆ 売り場面積としては小さいながらも選りすぐりのブランドを集めたデパートに ☆
そしてようやくメインの売り場へ。
そうそう、これ、これが見たかった♪
☆ ザ・アールヌーボー ☆
サマリテーヌの創業は1870年、
1911年に完成したアール・ヌーボー様式の建物は
歴史的建造物の指定を受けています。
☆ 天井からの光が美しいです*^^* ☆
2005年に建物の老朽化により閉鎖して以来、改修工事を経て
なんと16年ぶりの再開!
ポンヌフ側の建物に、今回新たにリヴォリ側の近代的な建物が加わり
デパートだけでなく、ホテルやオフィス、アパートや託児所、
スパまで入った複合施設なのだそう。
リヴォリ側のスペースはモダンで、
ストリートやアウトドア系のブランドがメイン。
一方こちらはジュエリーや洋服、香水にコスメまで
ラグジュアリーな雰囲気。
アール・ヌーボーの鉄の装飾と、壁の絵柄、天井から入る自然光。
当時のデザインが今もそのまま生かされていて素敵でした〜
☆ 窓からはお隣の教会が ☆
今日は私も自分のお小遣いを持ってきたんだっ♪
っていう娘にとっては、ヨーロッパ最大のコスメコーナーがあっても
自分で買えるものがなくて、ちょっぴりほろ苦い思いをしたのも可愛い思い出。
3人で久しぶりにちょっとおしゃれをして出かけられたのも良かったな♪
昔出かけたアール・ヌーボーの街、ナンシーを思い出しました。
またお出かけしたいね。
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆