*Croquis de Paris No.602 ~ それぞれの ~ *
2020年10月2日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
デザイン画を未だに手描きしている私。。。
おそらく今この時代にブライダルリングのデザインを手描きしている人は
かなり減って来ているだろうと。
今まではそれでも良かったけれど、
最近、キャラット毎の指示やら、細々とした微調整やら
流石に手でやってる私ってどうなんだろうと。
自分でもそこら辺を楽にしたいと思っていて。
なんなら、ちょっと恥ずかしいんじゃないか?とまで自分を疑い始めて笑
そんな事を思っていると、目の前に現れるんですよね。現象が^^;
☆ 朝がすっかり暗くなりました。☆
とあるところでジュエリーのデザイナーをされている人に会った。
というか、このご時世オンライン上だけど。
バリバリ仕事をされて来ている人で。
もちろん手書きで仕事はされてなくて。
ちょうど、私が自分で自分を危ういなぁって思ってた頃だったから、
どうして私って、今だにさくさくデジタルで描いていないんだろう
って気持ちが増した。
☆ これは今朝、横断歩道を渡る時に頭上に見えた、残り月 ☆
そんな時、
冗談半分で、munekoさんはこーだからなぁ〜、あ〜だからなぁ〜
未だに手描きなんだよって
(その後にちゃんとフォローもされながらね)
別の場所で言われた言葉に、普段言われているネタだけど心がズドーンとなった。
デジタルじゃない私、ヤバいんじゃないか?
(だからと言ってデジタルは得意ではない涙)
☆ 今年は水曜の朝の早い時間にマルシェに出れるので、良いお買い物が出来てます♪ ☆
ただ、面白いものでこういう日に限って、
学校から帰って来た娘が、
「ママ、見て見て!美術の授業で最高傑作できた!」
と見せてくれたのは、
ノートに貼られた葉書大の用紙に、鉛筆で描かれた一枚の絵。
☆ スーパーで買い物をしていたら、ばったりiさんに会えて、二人でお茶 ☆
びっくりした。
正直、娘の絵は、
かなり面白い絵を描くなぁとは思いながらもどこかイラストっぽくて。
スケッチやデッサンの様な、忠実に物を捉えるといった
写実的な絵は描けないタイプなんだろうなと思っていたから。
それが、
☆ 自粛もあったので、もう〜積もった話がいっぱいで止まらなかった笑。☆
自慢げに見せてくれたその小さなスペースには
立方体や球体、円錐、円柱がいろんな角度で地面に倒れ込み、その奥に山の風景があり
さらにその間からは遠くの空に雲が浮いているのが見える、という絵だった。
どう見ても初めて描いたとは思えない技法で、微妙に陰影を着けたりぼかしたり
立体の影の中に現れる光を、極々繊細に消しゴムで白く抜いていたり。。。。
見事だった。
☆ こちらは、パリ9区と10区の境目、フォーブーグ ポワソニエール通り ☆
どうしたん!? いつこんな絵が描けるようになってたの!?
って思ったけど、そこは今年の美術の先生の上手いところ、
実物を見て描いたんじゃなく、この同じ元の絵を見て絵を描いたんだった。
それでも、
その絵をここまで読み取ってた娘の目に感動した。
☆ 普段は来ないここらへん界隈。この日は日曜日でさらにしーんとしてる中、ここだけ明るい。 ☆
それから、元の絵をネットで検索して
興奮しながら説明してくれる娘の話を一通り聞いて、
今日ママちょっと悲しい気持ちだったんだよねぇ
なのに、目の前にこんなに素敵な手描きの絵を見せられちゃったよ*^^*
素敵だねぇ。泣けるわ
☆ Bellanger Brasserie ベランジェ ブラッスリー ☆
その後娘はまたダンスの授業に出かけ、
帰りを待つ間私は先にお風呂に入った。
その時ふと、小学校の頃の事を思い出した。
美術の授業で、校内で飼われているクジャクの絵を描き始めたけど
授業中では終われなかったので、担任の先生が放課後
残って描いていていいからね。って(たぶん、家にも連絡入れてくれてた?)
学校が閉まる時間まで、鳥小屋の前で1人残って絵を描かせてもらっていた事。
その後も、そういう事が何度もあった。
☆ クラシックモダンなリラックス出来るお店でした。お店の人たちと、常連さんでいっぱい。 ☆
ある日、学級会が開かれて、
あれだけ時間掛けて描いていいんだったら、誰だってあそこまで描けると思います。
と、クラスで協議?にかけられたこと。
どうなったか結果は覚えていない。
でもそうやって、この子に描きたいだけ描かせてやろうって
時々様子を見に来てくれながら、そっと描かせてくれていた
当時の学校の先生達に感謝する。
☆ 前菜に、直製のリエット(鶏肉をほぐしたパテ風)と、ポワローネギのヴィネガー風味 ☆
あ〜ぁ、泣笑
まだこんな所に小さな自分が眠ってたのね。
よしよし私
☆ メインは、私がジロルソースの子牛のオングレ(スカート肉)に
旦那さんは季節の野菜の盛り合わせ、娘はランプ(ラムシン)ステーキ。☆
ってね、またこんな文章を書いていると、ピロン♪ と着信音が鳴るんです。
開いてみると、
手描きした私のデザイン画に、
冗談で色々言ってた人たちから、素敵♡ってコメントが入ってきた。
笑。見事でしょ?私の目の前の現象の現れ方。
(ここはひねくれずに有り難く受け取っとこう苦笑)
私、人って、その人らしく活き活きしてて欲しいと常に思うんです。
社会や時代的に、スピード感とかはこれまでのものとは合わないかもしれないけど
私も含めて。
☆ 美味し過ぎて途中で感動の写真を撮ってしまったわ^^ 娘のステーキの火加減も最高でした。☆
ここ最近、デジタルとアナログの間で揺れてます。
でもね、
自分が取るであろう雑誌代わりに使っているインスタの
私がフォローしている内容を改めて見てみるとね。
大手ブランドであろうと、レストランであろうと、人であろうと、
どこかやはり、アナログで人の手が感じられるものが多いんです。
結局のところそういう物が好き。
なので、たぶん私も今後はデジタルも含めていくだろう。
でも逆にすごく手作りや手描き度も増すかもしれない。
ジュエリーの分野に限らず。
☆ ありがとう、幸せな誕生日でした。☆
・・・とりとめの無い文章になてしまった^^;
後半の写真は、私の誕生日のお祝いにと、
食べに行ってみたいと思っていた、bellanger brasserieベランジェ ブラッスリー に
家族で行って来た時のもの。
ここも良い仕事してたなぁ♡
美味しかった〜
この先より描くひとになって行く気がする^^
デジタルも勉強しまーす
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆