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*** パ リ 通 信 No.45 ***

*Croquis de Paris*
☆家族みんなでクレープを♪「シャンドゥラーの日」☆

最近は関西だけでなく、恵方巻が全国的に流行りつつあるとか。
そんな2月3日は春を迎える前日を意味する節分の日ですが
日本はなんだか寒い日が続いている様ですね。

ところで、パリには恵方巻ならぬ、クレープの日があります。
「シャンドゥラー」と呼ばれるものですが、
今年それを始めて知った私。
今日のお昼に即席クレープでお昼ご飯に決定☆

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☆塩系クレープでお昼ご飯☆

 

クリスマスから数えて40日目の2月2日は家族でクレープを作って食べる日
それが「CHANDELEUR」(シャンドゥラー)なんだそうです。
クレープと言っても、おやつと言う感覚ではなくて
そば粉のクレープでハムや卵、チーズを乗せて焼き、ご飯として食べる塩系と
小麦粉ベースにバターやジャムやチョコレートをのせて食べる甘い系
の二つがあるのでこれで十分お腹一杯になれちゃいます♪

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☆お天気の日にはかもめがご飯をもらいにやって来ます☆

 

2月1日の朝、いつものごとく窓の外には
美味しいご飯をもらいにカモメたちがぐるぐる。
(誰が餌付けしたんだろう・・・)
カモメと目の高さが同じって、なんだかへんな感じです。

スーパーで出来合いのそば粉の生地を買ってきて、
バターをひいたフライパンでささっと仕上げてしまった私ですが、
本当は家で生地を作って、片手にフライパン、そしてもう片方の手には
コインを持って、フライパンにのった生地を高く放り投げながら
回転させて裏返す。そうすることでその年はお金に困らない。
というのが昔ながらのならわし。だそう。

と、言っている間に外はいつの間にか白いものがひらひら!!!

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☆舞い降りる雪☆

 

そしてひらひらが沢山となって空のすべてを埋め尽くす雪。
さっきの青空はどこへやら

ところで、このシャンドゥラーにはその時期の天気を占う意味もあって

 2月1日の夜中にクマが冬眠から目覚めて空を眺める。
 もし、空気が澄んで星が瞬いていたら、また寝床に戻って寝てしまう。
 冬はまだ終わらず、あと40日は天気の悪い日が続くから。
 もし、空が雲で覆われていたら、もう寝床には戻らない。
 もうすぐ春が訪れるから・・・。

春を待つ気持ちは日本もフランスも同じって事ですね♪

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☆一瞬にして真っ白になったパリの街☆

 

あっという間に真っ白になってしまいました。
ちょうど日本は全国的に大雪で、警報がでていたその頃です。
カモメたちはちゃんと避難出来たでしょうか・・・

と、思っていたらどんどん雲がはけて、

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☆雪のち、おもいっきりの晴れ☆

 

またあっという間に晴天に!!!
いやぁ、すごいお天気。

この日の夜は見事に空気が澄んで綺麗な星空となりました。

そしてまた次の日の朝は雪。
・・・。

きっとクマは夜のうちにそっと起きて来て夜空を眺めては
ふわぁ〜っとあくびをひとつして寝床に戻って行ったでしょうね☆

案の定今日もパリは雨
あのクマさんも今頃はまた深い眠りの中。

春が待ち遠しいですね。

MUNEKO