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*Croquis de Paris No.732 ~ AMI 『Atelier-Musée de l’imprimerie』2 工房でお手伝い ~ *

前回の続き

 
ブノワさんの案内で印刷機の歴史に触れさせて頂き、最後はまたアトリエに。
 
 ☆ 昔の本は折り畳まれたまま綴じられていたんですね。☆
 
昔の本はこんな感じに、一枚一枚切り開きながら読んだんだよ。
と、当時の本を実際に切って見せてくれたり、
 
 ☆ 鏡で文字の並びがあっているか確かめて、印刷機にセット、紙を挟んでローラーを回したら出来上がり♪ ☆
 
植字は印刷されて正しく読めるようになっていないといけないので、
並べる時は反対向き(確かに)なので、
合っているか間違っているかはこうやって鏡で見て確かめてたんだよ。
 
実際する作業もやってみよう
そういってその後は私たちにも体験させてくれました。
 
おかげで印刷の世界をたっぷりと味わうことができました。
ありがとうございましたブノワさん☆
 
 ☆ すごい量の本 ☆
 
その後は、Tさんの案内でミュージアムをもう少し体験♪
天井まで積み上げられた本で出来た壁や
 
 ☆ 2段組42行で組まれていることから、42行聖書と呼ばれる聖書は、活版印刷を用いて印刷した西洋初の聖書として有名 ☆
 
活版印刷を発明した、ドイツ人のヨハネス・グーテンベルグの
木で出来た印刷機のレプリカ。
 
 ☆ サン=テグジュペリ自身の星の王子さまの絵ですね ☆
 
星の王子様の作者、サン=テグジュペリや有名な作家さんたちの原稿
 
 
 ☆ 歴史と共に発展を遂げていきます ☆
 
戦時中、持ち運び可能になった、タイプライターと印刷機 etc…
 
他にもたくさんあって。
印刷に興味ある方にはたまらないミュージアム、AMI
Atelier-Musée de l’imprimerie です。
 
さてさて、ここからはまたアトリエに戻って。
 
 ☆ 黒を黒らしくするために少し白を混ぜると言われていた気がします ☆
 
こちらはミシェルさんの仕事現場。
こちらで展覧会を行った作家さんの作品集を刷る作業をされています。
 
まずははっきりとした黒を出すために、インクを調合して
 
 ☆ 説明を聞きながら我らもふむふむと。 ☆
 
インクが出来たら機械にセットして版もこちら側にセット。
 
版にアラビアゴムを混ぜた水を含ませたスポンジで拭いたら
紙もセットして準備OK。
 
試し刷りをしてみます。
 

 ☆ 出来はどうでしょう?ミシェルさん ☆
 
オフセット印刷は、リトグラフと同じ平版(凹凸のない版)を用いる印刷
オフセットの意味は、版についたインクをローラーに一度転写し(オフ)
そこから紙に刷る(セット)する技法。
 
 ☆ きちんとインクがのっているかをチェック ☆
 
平版で凹凸がなくてどうやって印刷されるの?って感じですが
仕組みは、印刷したい文字などの部分が水を弾く親油性になっていて、
印刷前に版全体をアラビアゴムなどを含んだ水で濡らしておくことで
印刷しない部分にはインクがのらず、親油性の部分にだけインクが付く仕組み。
 
なるほど*^^*
 
 

 ☆ やってみた〜い!☆
 
パタパタ旗のようなものを回しているのは、濡れすぎている版を適度に乾かしている?
 
アナログな可愛い作業です。
 
 ☆ この準備がなかなか根気がいる作業です。☆
 
試し刷りで汚れ、というか、版にインクがのってしまっているところをチェック
インク消しのようなもので消していきます。
 
ここら辺から徐々に、私たちも一緒に作業^^
 
かといって、下手に印字部分まで触れて消しちゃっては大変。
 
 ☆ おじいちゃん達と一緒に、楽しかったなぁ。私も今までで一番フランス語を積極的に話した気がする笑 ☆
 
そして本番。
紙をのせる人、機械を動かす人、版を濡らす人、印刷された紙を引き上げる人。
 
私たちがやっちゃって良いの?と思いながらも
ミシェルさんと一緒に作品作りをさせて頂きました。
 
でも確かにこの枚数を1人でされているかと思うと相当な労力です。
 
 
嬉しかったのは、91歳のルネさんまで覗きにきていただいて*^^*
 
ほんと皆さん親切で可愛くて。。。
とても大切で貴重な時間を過ごさせて頂きました。
 
 
 
最後にTさんことTomo、櫻井朋成さんのご好意に感謝です!
 
いやぁ濃かったし楽しかったし幸せでした。
AMIの皆さんもありがとうございました!
 
 
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆