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*Croquis de Paris No.729 ~ パレ・ロワイヤル ~ *

前回のフランス国立図書館リシュリュー館

行き方としては色々あると思うのですが、
メトロ1番線のパレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーブルで降りて
パレ・ロワイヤルを抜けて向かうことに。
 
 ☆ パレ・ロワイヤルといえば、このストライプの円柱のイメージが有名ですね ☆
 
パレ・ロワイヤルといえば、その名の通り王の宮殿、王宮ですが、
元々は枢機卿(すうききょう、カトリック教会における教皇の最高顧問)
リシュリューの館でした。
 
 ☆ ついつい登りたくなる作品 ☆
 
リシュリューの死後、館を譲る予定だったルイ13世がすぐに亡くなり、
摂政となったルイ13世の王妃が2人の息子、
ルイ14世とフィリップ・ドルレアンを連れてルーブル宮殿から
ここに移り住んだ事から、パレ・ロワイヤル、王宮と呼ばれるようになったのだそうです。
 
 ☆ 庭にあるストライプの柱は現代フランス作家のダニエル・ビュランの作品、
ついつい登ったり降りたり、遊びたくなるのはみんな同じですね。☆
 
パレ・ロワイヤルの南の入り口から入るとすぐに見えるストライプの柱は
現代フランス作家、ダニエル・ビュランの作品。
 
後ろの建物はフランスの国務院で、
背中側の西側には18世紀末に作られた老舗の劇場、
コメディ・フランセーズがあります。
 
 ☆ 北側へ歩くと、噴水のある(今は水が張られていませんが)中庭に ☆
 
コメディ・フランセーズといえば、
最近モリエールの作品を学校の授業で勉強している娘。
その最後の作品と、ルイ14との関係など楽しく話してくれるので、
私の歴史音痴(こうして書いていてもすぐに忘れる)な体でさえも
じわじわ染み込んできて、今度は実際にコメディ・フランセーズを訪れて、
演劇を見てみたいと思っています。
 
 ☆ 夏になると緑が生い茂る並木道になります ☆
 
なぜか不思議なんですが、私が小学生の頃に
水彩画教室から油絵のクラスに引き上げてくれたおじいちゃん先生が、
その後亡くなられた時に遺品として、
モリエールの石膏の胸像をもらっているんですよね。
 
なので、モリエールだけはすごく身近に感じるのです。。。
 
 ☆ 回廊にあるお店。積み上げられた椅子でさえも絵になる^^ ☆
 
四角く建物に囲まれた中庭の周りの回廊にはカフェやブティックが並んでいて、
この時期はバカンスを取られて閉まっているお店が多かったです。
それもまた風情あり。。。
 
 ☆ 国立図書館内のミュゼにある、この、小箱を抱えた小さなニケの像が好きでした ☆
 
パレ・ロワイヤルを抜けて、国立図書館でひとり、素敵な時間を過ごして・・・
 
また帰りもパレ・ロワイヤルヘ。
 
 ☆ 中庭からの眺め。とてもゆったりとした贅沢な気分 ☆
 
「連続したもの」に萌える私としては、たまらない景色*^^*
 ☆ ぐるっと一周撮ってみました ☆
 
ちょうど日が暮れ始めた時で、
オレンジ色に染まる建物とすっきりと青い空とのコントラストが美しいです。
 
 ☆ いつ見ても綺麗 ☆
 
王宮がヴァルサイユに移り、その後
皇帝ナポレオンや、作家や著名人の盛場となったパレ・ロワイヤル。
 
中庭のベンチには作家さんたちの有名な一文が書き込まれていて
 
 ☆ 各ベンチにこんな感じに。ただ、簡単な言葉なのに難しいですね。 ☆
 
これは実際こにパレ・ロワイヤルに住んでいた、フランスの作家コレットの言葉
 
Faite des bêtise, mais faites-les avec enthousiasme
「ハメを外しなさい、ただし、徹底的にやること」
 
 
噴水の前のベンチは二人掛けで交差するように向き合って座る形になっていて
 
 ☆ 交差した真ん中にはオブジェも置かれていいます。☆
 
右側にはエミリー・ディキンソンの言葉
 
Que c’est bon – d’être en vie 
Que c’est infini – d’être
(生きていることは何て素晴らしいのでしょう
 存在することは何て永遠なのでしょう)←うまく訳せない^^;
 
 ☆ ヴィクトル・ユーゴーが書かれたベンチの袖には本? ☆
 
こちらはヴィクトル・ユーゴー
 
L’enfer est tout entier dans ce mot : solitude
「地獄はそのままひとつの言葉の中にある。すなわち、孤独。」
 
 ☆ 夕暮れ時のどかな風景 ☆
 
向こうには向かい合って座るご夫婦の姿
 
 
時代を超えて
私もその一人として歩いていることが幸せです。
 
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆