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*Croquis de Paris No.405 ~ エッフェル塔で マルシェ・ド・ノエル、最後のサンタさん 〜 *

ふぅ〜

もし今年、サンタさんからの正直なお知らせを話していなかったら
来年も彼女はサンタさんに願い事をしていたのかな。
(なんかSMAPのワンフレーズを思い出すのは私だけでしょうか^^;)

この間見た映画、ビリギャルでも「もしかして、まだサンタさんを信じてるの〜?」

なんてシーンも娘と二人で見てたしね。

でもね、すでにお友達から色々話は聞いていたはず。
それでもやっぱり、何を言われようと自分が信じたい事って信じられるんだよね。

 

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☆ 新しくなったツリーは等身大。自分で飾り付けをするんだそうです。☆

***

今年のサンタさんは日本のサンタさんにお願いしました。
と言っても手配はママの私です。
まぁ、私の苦手とするゲームなので、

特にあの小さな画面をピコピコ必死にやってる子供達の姿がどうも・・・

なので、だらだらギリギリまで調べもせず、最後の最後になって

旦那さんに手伝ってもらってこれで良いのかな?って頼ったわけです。

恐らくフランスのサンタさんへなら旦那さんは即決だった事でしょう。

挙げ句の果てに、なぜかそんなに切羽詰まってもいない日本のユニクロにも、

なんだか荷造り直前になってクリックしてしまったわけです。
(もうこの時点でかなりおかしい動きしてます^^;)

 

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 ☆ 学校から持って帰って来た松ぼっくりのオーナメント。形が綺麗で大きいのを選んで作ってくれたみたい。 ☆

 

日本のサンタさんも、そりゃぁ頑張ってくれたわけです(ありがとう)
で案の定、イヴイヴになっても届かないわけです。例のものが。
管理人さんに事情を言って探してもらうも、管理人室にも届いてないわけです。

 

ごめんね、ここにはないわ。イヴの土曜日の朝も郵便屋さんが来るから、

きっと明日だよ♪と優しい言葉までかけられて・・・

 

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 ☆ イヴのお昼はエッフェル塔の下の小さなマルシェ・ド・ノエルに行きました。☆

 

ですが、イヴの土曜の朝にも日本からの荷物は届きませんでした。

一ヶ月ほど前からツリーは自分でやる!って飾りつけして、
学校での松ぼっくりのオーナメント作りは

一番大きな綺麗なものを選んで来たって見せてくれて。

イブの日は家族3人でエッフェル塔のマルシェ・ド・ノエルに出かけて、
出来立てのタルティフレットとラクレットをはふはふ、美味しいお昼ご飯を食べて。

晩ご飯はな〜んにもせずに切って並べただけ。
それでも美味しくて豪華になるフランスの食べ物。
好物のモン・ドールのとろとろチーズを頬張る娘が幸せそう。ほんと美味しいね。

そしていよいよ夜になって、あっさりと何も言わずに

おやすみってベッドに入って行きました。

 

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 ☆ 観光客の人たちも沢山で国際色豊かで賑やかです。☆

 

さぁ、どうする?

実はイヴの朝、とりあえず何もないのも寂しいので、

思わず近くのお店でブレスレットを編む簡単なキットを買っておいたけど。

こんな小さな箱がぽつんと置かれてある朝ってどうなんだろう、

しかも店名入ってるし。

フランスのサンタさんが、日本のサンタさんから預かった手紙を置いておくって手は・・・
去年「サンタさんの字、ママに似てるよね?」って突っ込まれたもんで、こ、怖すぎる。(しかも緊張でフランス語、がフランス話、になってしまってたし^^;;;;)

そんなこんなで眠くなって来た私。(←こらこら、最近多いなこのパターン)
完全に現実逃避しております。

ごめん、寝るわ。と旦那さんに言い残してそのまま寝てしまいました。
そう、なにもしないで。

 

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 ☆ 翌日のパーティのプレゼント交換のためにここでもドリームキャッチャーを買いました ☆

 

朝。いつもの様にまだみんなが寝ている早朝に携帯の目覚ましで起きた私。
それと同時に娘のベッドから「ママ〜?」と声がする。

「今日は早くに目が覚めちゃったから、もう起きちゃってもいい?」

ドキドキ。

「あ、うん、いいよ〜」と、平然と答えたものの心臓ばくばく。

 

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 ☆ さぁて、お昼ご飯、何にしましょうか♪ ☆

 

寝室の扉を開けてリビングの向こうの、ガラスの扉の向こうにツリーがあります。

二人で無言でそちらに向かうも、私には遠くからでも何も無いのがすでに見えている。

「ん〜っと、私眼鏡かけんと見えへんわ〜。」と眼鏡をかけてみる娘。
(本当はなにも無いのに気付いてるのかも)

(・・・・・・私)

 

「ママ?」

(ドキドキドキドキ)

 

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 ☆ 僕にもちょうだ〜い!とトナカイの角をつけたワンちゃん ☆

 

 

『サンタさんって明日だったっけ?』

( !!! )

 

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 ☆ スイスからはチーズとジャガイモのタルティフレットと溶かしたチーズをハムなどを挟んだパンにのせて食べるラクレット ☆

 

もう、この時点でママすでにいっぱいいっぱいっす(涙)

(落ち着け私)
あ〜、サンタさん間に合えへんかったんやね。
なんかさぁ、今年は日本のサンタさんにお願いしたやん、しかもゲーム。
ほら、ここ数年テロとか色々言われてて、そういうそれっぽい機械とか入ってるのって

流石にサンタさんでも難しかったと思うのよね。

そんな事もあるかもって思って、ママからだけど小さなプレゼントを用意しておいたの。

 

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 ☆ 昔シャモニーに向かう途中で食べたジャガイモチーズが懐かしくって、タルティフレットとラクレットでお昼ご飯 ☆

 

そう言って、戸棚にしまってあった小さな箱を娘に渡すと。

あー、ありがとう。
と少し嬉しそうに箱を開けてみる娘。

「でもどうしてサンタさん・・・」
と、娘が話し始めるも

ママ、限界っす!(涙)
もうこれ以上ママには無理ですっ!(激涙)

 

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 ☆ アイススケートやる〜!!!と娘が言うも ☆

 

・・・ついに
事のいきさつを全て話してしまいました^^;

クリスマスの朝に何も無い、その切なさに耐えきれなくて、

娘を抱きしめながらごめんねって涙がぽろぽろ。
そしたら娘も、そんな事言わんといてよママ、私も悲しくなってくるからとぽろぽろ

(クリスマスの朝に涙しながら抱き合う母娘^^;)
そして私の頭を撫でてくれました。(どっちが親やねん)

 

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 ☆ あ、私捻挫してるんだった、笑。と自己申告の娘。そうでした、君滑っちゃだめじゃん。っていうか、誰も滑ってないんですけどぉ ☆

 

これ、最近良くやられます。

学校への行きのバスの中で、
最近さぁ、Mを学校へ送って行くじゃん?

そしてその後自分で習い事も行ってくれるから、

夕方迎えに行くまでず〜っとママ一人。
慣れなきゃって思うけど、まだ寂しくてねぇ。
なんて言うと、ポンポンって隣に座る私の足を触って
「大丈夫、Mはママの心の中にいつでもいるから。だ〜いじょうぶ。」

なんて憎いセリフをさらりと言ってきます。

 

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 ☆ 晩ご飯もモン・ドールのとろとろチーズ。バゲットに生ハムやスモークサーモンで。オーブンに放り込むだけの簡単ご飯 ☆

 

***

そんなこんなやっていると、珍しくパパが早くに起きて来ました。

「パパ、昨日の夜はサンタさん来なかったのよ。」と私が言うと、
「え?来てたやろ?携帯見てみ?」

 見てみると、娘の携帯に新しくマリオのゲームのアプリが入っていました^^
娘曰く、パパに昨日携帯貸してって言われて、何するの?

って聞いたけど無言だったらしい、笑。

「ゴメン、でも私白状しちゃったのよ」

面白い事に、パパが買ってくれたアプリも私が買った小さなプレゼントもまったく同じ金額だったのでした*^^*

 

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 ☆ 手間がかからず豪華な盛っただけ晩ご飯 ☆

 

ねぇ、果たして世の中にこんなサンタさんの終わりってあるのだろうか?

どう見たって、切なさに耐えきれなくなったのは、私の中の小さな頃の自分だよね。

サンタさんなんてものはいないって思って大きくなって来た頃に、
親戚のおじさんに、信じてないから来いひんのやと前日にしつこく言われ、
今までちゃんと願いを書いて寝たか?

ほ〜れ、それをやってへんかったからサンタさんも来んかったんや。と。

だから私はちゃんと枕元に欲しいものをお願いした手紙を置いて寝た。
今の娘と同じ、ほどほどに大きくなった頃だったかな。

そして次の日の朝、起きてみたら、

やっぱり枕元にプレゼントはなかったの。。。
そんなおじさんは今頃空から、ゴメンなテヘって笑いながら

大好きなビール飲んでるだろうなぁ。おっちゃん、

そんな時はちゃんとあなたの妹さん(私の母)と打ち合わせしといて下さいな。

ともあれ色んな意味でみんな、そして自分もお疲れさまでした*^^*ありがとう

 

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 ☆ サンタさんの出番がなかった今年のツリー ☆

 

そして2日遅れでプレゼントは無事やって来ました♪
(日曜日のクリスマスの夜のパーティ終わりの深夜にも

娘は郵便受けを見に行きたいと言いました。

大丈夫そうに見えて彼女なりに気丈に振る舞ってたんだと思います。

早めに届いてくれて良かった♡)

最後のユニクロクリックは、私の中に確信犯がいたな、笑。
もういいでしょう?って自分が言ってたんでしょう。
私もそろそろこの荷を下ろしたかったんだと思う。

 

すっかり子供に大人にしてもらってますね^^

なかなか書けなかったなぁ、今回。
これは最後のサンタさんのお話。
今思えばなんだかほっとした話です。

長〜い文章を読んでもらってありがとうございます。

ねぇねぇ、みなさんのお家はどうでしたか?

A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆