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*Croquis de Paris No.859 ~ 最後はサンタ・マリア・ノッヴェラに ~ *

それにしても、

初めてのイタリア旅ではご飯もよく食べました。

ジェラートに関しては一日1回は必ず食べてましたね笑
 
 ☆ 食べたカロリーに対して動いたカロリーも相当なものでした笑 ☆
 
トスカーナ州を代表するTボーンのフィレンツェ風ステーキ、
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは格別な味で本当に美味しかったです。
(再現したい・・・)
 
 
そしていよいよ最終日
 
帰りの飛行機は夜の便なので、
朝はヨーロッパで一番古い薬局とされるサンタ・マリア・ノッヴェラ薬局へ
 
 ☆ 外を通っていた時には全然気が付いていなかったのですが、中に入ると美しい世界が広がっていました。 ☆
 
1221年、後にサンタ・マリア・ノッヴェラ教会へと発展する小さな修道院で、
2人の修道士が自ら栽培した薬草、花を使って、
修道院内にある薬局で薬剤を調合したことが始まり。
 
日本にもお店があるのですね。
店内は本当に可愛くて、デザインも素敵です。
 
 ☆ パッケージの雰囲気も素敵です  ☆
 
入ってすぐのカウンターに並べられた沢山の香水瓶に見惚れて眺めていると、
ひと回りほど年上の落ち着いた女性店員さんに声をかけてもらって。
少し好みを伝えてテイスティングを勧められた香水の名前が
 
ROSA GARDENIA(ローザ・ガーデニア)薔薇とクチナシの香り
MUGHETTO(ムゲット)スズラン
FRESIA(フレジア)フリージア
 
まるで私の事を知ってもらっているようで^^
ラパージュそのままで思わず笑ってしまいました。
 
しかもどれも好きな香り。
 
 ☆ どれも好きだったけど、このANGELI DI FIRENZEの小瓶にしました。☆
 
そして、これもお好みかもしれませんね、と勧めてもらったのが
 
ANGELI DI FIRENZE(アンジェリ ディ フィレンツェ)
「フィレンツェの天使」桃と柑橘類、海の香り、でした。
 
結果、娘と意見も一致して、
一番好きだったこの子を購入してパリに持って帰ってきました。
 
もしかするとこれに反応したのは、
私が生まれ育った日本の風土の
桃、柑橘、海、の要素を含んでいたからかもしれないですね。
 
とても素晴らしい接客をしていただきました。
 
 ☆ 白と黒の大理石のモダンな壁が印象的ですね。☆
 
そしてメインのサンタ・マリア・ノッヴェラ教会へ
 
 
ゴシック様式が使われたフィレンツェで最初の建築物で、
ジョットの鐘楼があったサンタ・マリア・デル・フィオーレ(ドゥオーモ)大聖堂の他に、
今回は入らなかったサンタ・クローチェ教会と、
ここサンタ・マリア・ノッヴェラ教会がフィレンツェで大きな教会なのだそう。
 
中に入ると・・・
 
 ☆ 床の柄や天井を支える尖頭アーチの白黒も素敵です。☆
 
外と同じく、白と黒のモダンな大理石使いが美しいです。
 
実は、当時開発された遠近法を利用して、柱の間隔を奥に行くほど狭くしていて、
より一層奥行きが感じられる構造になっているそうです。
 
 ☆ フランスの教会に比べてとても華やかで芸術的な印象を受けました。☆
 
そして手前にあるキリストの十字架は、
建築家でもあり画家であったあのジョットの作品。
 
12年の歳月をかけて修復されて、1421年まで設置されていたと
考えられるこの位置に2001年に戻されたのだそう。
 
中央奥の主礼拝堂まで、とても印象的で華やかな教会でした。
 
 ☆ ただただ美しい。☆
 
向かって右側の礼拝堂には、
画家フィリッピーノ・リッピの代表作とも言えるフレスコ画の連作。
遠近法などをうまく利用した騙し絵的な作風で
正面の壁が本当に立体的なレリーフに見えますね^^
 
フィリッピーノ・リッピはアカデミア美術館の絵でも気になっていましたが、
お父さんのフィリッポ・リッピとフィリッーピーノ・リッピ。
今回のイタリアでとても印象に残った芸術家さんでした。
 
 ☆ 素晴らしい芸術作品の数々 ☆
 
教会内にある各礼拝堂はそれぞれにとても贅を尽くした華やかさを感じます。
 
ローマの遺跡でもそうでしたが、
亡くなった人のその後の人生というのか、その人をどう祀るのかが
ものすごく重要な国なのだなぁと改めて感じました。
 
華やかなイタリアの芸術も、それと共に進化を遂げてきたのでしょうね。
 
 ☆ 回廊とフレスコ画 ☆
 
そして修道院の方へ
 
またこちらも素晴らしくて*^^*
 
当時の礼拝堂やお墓、食堂や寝室もあって。
サンタ・マリア・ノッヴェラ薬局も裏から見ることができました。
 
 ☆ これらの遺物が収められた胸像の雰囲気も好きで、船越桂さんの作品を思い出しました。☆
 
駅前から見えていた塔もここの建物だったのですね。
3つの回廊と美術館まで、
とても広い敷地で、想像以上の素晴らしさでした。
 
 ☆ 私はそろそろ魚介が食べたくなってボンゴレビアンコにしました^^ ☆
 
最終日のフィレンツェご飯は、娘が高校のイタリア旅行で滞在中に、
学校のみんなでずっと食事のお世話になっていたというCANTO DE NELLIへ
 
 ☆ 実はポン・デ・ヴェッキオの橋の両サイドにはジュエリー屋さんが並んでいます。☆
 
午後はポン・デ・ヴェッキオの橋を向こうに渡ったことがなかったので、
立ち並ぶジュエリー屋さんを眺めながらのんびりお散歩。
 
とはいえ37~9度の猛暑ですけど^^;
 
 
 ☆ お水も何本飲んだでしょう ☆
 
そのままピッティ宮殿まで少し歩いて
 
お庭も素敵らしいらしいし入ろうかどうしようか話して
いやぁもう十分に見たから今回はもう大満足、と笑
 
宮殿の前の広場の日陰で休憩をして、
ここが今回の旅の最後の景色ということにしました。
 
 ☆ 楽しい旅でした ☆
 
いやぁ本当によく歩きました笑
 
ジョットの鐘楼で撮影したフィレンツェの景色を今見ると、
だいたいの場所が分かるようになっています。
とても楽しい旅になりました。
 
 
ピサもベネチアもミラノも
イタリアにはまだまだ行ってみたいところがいっぱいですが、
それはまた次回の楽しみに。
 
ではでは、またです♪
 
 
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆