*Croquis de Paris No.856 ~ ウフィッツィ美術館とジョットの鐘楼からの眺め ~ *
2025年8月15日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
朝、最初の予定のウフィッツィ美術館へ行くために
家族で川沿いを歩いて行くことに。
☆ 美しい、静かな川ですね。☆
水面が静まっていて、鏡のように向こうの景色が映り込んでいました。
なんて美しい
アルノ川っていつもこんな感じの静かな川なのかな・・・
☆ 写真は昨日の夜に散歩した時のもの、この向こうがアルノ川です。☆
フィレンツェの旅を調べて行く中で、
とても楽しみにしていたウフィッツィ美術館。
あれもこれも、そしてあの作品までも、
実は全てこの美術館にあったと知って。
☆ シモーネ・マルティーニ、受胎告知。天使から聖母マリアへの告知が立体的な文字となって届けられています。 ☆
作品の本当の大きさや質感を、
その環境で見ることの大切さやありがたさを
美術館の中を進めば進むほど身にしみる貴重な時間になりました。
☆ 中の装飾 ☆
美術品だけに限らず、中の装飾も美しくて。
ウフィッツィ美術館は、近代式の美術館としてはヨーロッパで最古のものの一つ、
イタリア国内の美術館としては収蔵品の質、量ともに最大なのだそうです。
☆ 春、サンドロ・ボッティチェリ ☆
こちらは私の大好きな画家さんのひとり、
サンドロ・ボッティチェリの代表作「プリマヴェーラ(春)」
☆ ヴィーナスの誕生 ☆
そしてこちらが「ヴィーナスの誕生」
二つの部屋に、他のボッティチェリの作品と共に飾られていました。
大きさは2m×3mちょっと
目の前にいる自分たちか、それよりももう少し小さな、
人間味のあるロマンティックな神の姿が描かれた2枚の作品。
少し見上げるように、繊細な肌の輪郭や布のひだや絵の空気感を
贅沢に感じることができました。
☆ レオナルド・ダ・ヴィンチ作、「東方三博士の礼拝」☆
圧巻のダヴィンチの部屋
「東方三博士の礼拝」はレオナルド・ダ・ヴィンチの未完の作品。
☆ 「静」の中に「動」を感じる力強さ ☆
未完成なだけに、ダヴィンチの筆使いや
デッサン力の素晴らしさに触れられる作品でした。
☆ ラファエロ「ヒワの聖母」(ヒワとは鳥の鶸(ひわ))☆
37歳の若さで亡くなりながら、沢山の作品をこの世に残した
ラファエロの、この、中から湧き出るようなふくよかさや美しさが、
なんとも魅力的で食い入って見てしまった作品。
ミケランジェロとレオナルド・ダ・ヴィンチとともに
盛期ルネッサンスの巨匠とよばれてるのですが、
今写真を見ていてもそこまで伝わってこないのですが、
実物の持つオーラのようなものがすごくて。
今回ヴァチカンまでは足を伸ばせなかったのですが、
次回は是非ヴァチカン宮殿にラファエロの間を見に
行って来たいと思います。
☆ 人間味のあるマリア様と幼子イエスの姿 ☆
こちらはミケランジェロの「聖家族」
上のラファエロの作品と同じく、結婚祝いとして贈られた作品で、
そのせいか、どちらも家庭で掛けられるために描かれているので
温かく親近感の持てる作品ですね。
とはいえ、ミケランジェロらしい隆々とした肉付きが
見ていて微笑ましかったです。
☆ ミケランジェロとラファエロの作品が飾られた部屋 ☆
他にも建築家でもあるジョットの作品やダヴィンチの受胎告知など
揚げたらキリがないほどの作品の量で、
気がついたら3時間(笑)たっぷりウフィッツィ美術館を堪能していました。
なんて贅沢な時間。感謝しかないです。
☆ サンタ・クローチェ教会前の広場。一瞬ど真ん中に撮影に出ましたが、すぐに日陰に退散^^ ☆
お昼はクーラーがきいたお店で。
本場のピザ・マルゲリータを頂いたら街散歩♪
実は今回の旅に出るまで、ヨーロッパは涼しかったのですが、
旅行期間とちょうど熱波がやってきて、日中は37~39度の猛暑日でした。
景色は素晴らしいけど、とにかく暑ーい!笑
☆ 初日にもやってきたシニョーリア広場 ☆
でもフランスと全く違うのは、建物内はクーラーが効いていること♪
ホテルも日本のメーカー、ダイキンさんのクーラーで快適でした^^
☆ サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会へ ☆
さて、お次はどこに行きましょうか?
「ドゥオーモは行っておきたいね♪」
という事でサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会(ドゥオーモ)にやってきました。
せっかくフィレンツェにやってきたので出来ればドゥオーモに登りたいけど・・・
とチケット売り場を訪ねたら、ドゥオーモは売り切れで週末はお休み。
ジョット(鐘楼)であれば登れますよ、という事でジョットを予約。
☆ ジョットってこのジョット、だよね?☆
とはいえ私のこの今の体で、果たして登れるのか・・・
平面はいくらでも歩けるのですが、
なぜか上下運動がとても苦手な上に今はかなり体力不足^^;
うん、でも登るしかない
☆ 幸い何回か休憩場所もありました。☆
重心を上に上げて、ただひたすら引き上げられるように意識して。
すれ違うのもやっとの細い螺旋階段を登ること414段。
(チケット売り場でも念を押された段数。なので空きがあったのかも?)
☆ 私の体を褒めてあげよう ☆
目の前にフィレンツェの街並みと丸い赤い屋根のドゥオーモが見えます!
・・・人間やれば出来るものなのですね、笑
無事登りきりましたー☆
娘にここ、ジョットの鐘楼を勧められていた時には
無理だよぉと断っていたけど、
実は私の小さな願いは、上下運動にも強い体になりたい、だったのを思い出しました。
(なぜか翌日あばらが痛くなったものの筋肉痛もありませんでした)
気がつけばふくらはぎに理想の筋肉もついて
嬉しい願い事も叶っていました。
さぁ明日は古代が好きな二人の希望でローマへ
行ってきます♪
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆
☆MUNEKO☆